日本では毎年およそ100万人強が死亡しており、そのうち34万人くらい、つまり「3人に1人」ががんで亡くなっています。そして、日本人の「2人に1人」はがんにかかると言われています。
すべての人に必ず訪れる死について、これだけ身近なものになりながら、それでも私たちはまだ死を避けながら、なるべく見ないようにして生きているということはないでしょうか。
目を背けて、あたかも死が存在しないように振舞っていても、〝死の恐怖〟はなくなりません。それは単に〝死の恐怖〟を抑圧しているだけで、その恐怖は無意識に巨大なモンスターと化し、それに支配された人生になります。病気になって死と直面すると、本人はそこで初めて死の恐怖が出てきたように感じますが、実は無意識のうちに巨大化していた〝死の恐怖〟が、等身大で自分の前に現れただけなのです。
他人事ではなく、自分の身に起こり得るものとして「死と直面」し、「死の時」について思いを巡らせ、「死を受け止める」用意ができれば、もう死の恐怖に支配されることもありません。とたんに人生が豊かになります。
今回は、西洋医学の臨床現場での30年以上の経験をもとに、医療における精神面を特に重要視し特に特にがん患者の方向けに統合医療を行っているイーハトーヴクリニックの萩原優院長をお招きし、医療改革にも携わり、SONY退社時に生前葬をあげるなど、よりよく生きるための死について長年向き合ってきた天外伺朗と共に特別講演会を開催します。
お二人に「死と直面する」をテーマにお話をいただきながら、今後の生をより輝かせ充実させるための時間になればと思っております。


萩原 優(はぎわら まさる)氏
医学博士 広島大学医学部卒業
東京女子医大外科で3年間の医療錬士を経て、
聖マリアンナ医科大学第一外科にて消化器外科、内視鏡的診断・治療、緩和医療に従事した。
第一外科講師、同大学講師、准教授を経て西部病院外科部長を歴任した。
30年以上に渡り大学病院に勤務し、平成17年3月退職した。
平成18年9月より19年3月まで「森の診療所」院長を勤めた。
現在は聖マリアンナ医大客員教授。イーハトーヴクリニック院長。
医療における精神面に特に重要視し、統合医療を行っている。
催眠療法を実践しつつ、その普及に努めている。
元日本外科学会指導医、元日本消化器外科学会指導医、日本消化器病学会指導医、
日本消化器内視鏡学会認定専門医、日本緩和医療学会評議員
・NPO法人ほあーがんサポートネットワーク代表
・日本ホリスティック医学協会専門会員
・ABH(米国催眠療法協会)マスターインストラクター
・NGH(米国催眠士協会)インストラクター
・IHF(国際催眠連盟)インストラクター
・ブライアン・Lワイスプロフェッショナルトレーニング修了
・ソマティックヒーリング・インストラクター
・ホリスティックワーク顧問
・日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
・現代レイキ師範マスター
著書/
『がんの催眠療法』(太陽出版)
『前世療法体験CDブック』(マキノ出版)
『医師が行う がんの催眠療法体験CDブック』(マキノ出版)

天外伺朗(てんげ・しろう)氏
フロー・インスティテュート代表/ホロトロピック・ネットワーク代表
元ソニー上席常務。工学博士(東北大学)
1964年、東京工業大学電子工学科卒。ソニーに42年余勤務。その間、CD、ワークステーションNEWS、犬型ロボットAIBOなどの開発を主導。また、脳科学と人工知能を統合した新しい学問「インテリジェンス・ダイナミクス」を提唱した。
現在は病院に代わる「ホロトロピック・センター」の設立推進など医療改革や、企業経営者のための「天外塾」を開いて経営改革に取り組むほか、教育改革へも手を拡げている。著書に『経営者の運力』『非常識経営の夜明け』『マネジメント革命』『GNHへ』『生きる力の強い子を育てる』など多数。

日 時: 2014年6月21日(土)14:00~18:00 (13:40開場)
タイトル: 特別講演会「死と直面する」
会 場: 東京体育館 第1会議室
http://www.tef.or.jp/access.jsp
JR中央線(普通)・総武線「千駄ヶ谷」下車徒歩1分
都営地下鉄大江戸線「国立競技場」A4出口
参加費: 13,000円(税込・事前銀行振り込み)
定 員: 50名 (先着順・定員になり次第、受付終了)
主 催: フロー・インスティテュート
【キャンセル規定】
お客様のご都合によりキャンセルされた場合、下記の通りキャンセル料金が発生しますので予めご了承ください。
14日前まで・・・・・無料
13日前~8日前・・・・・参加費の25%
7日前~3日前・・・・・参加費の50%
2日前~当日、開催後・・・・・参加費の100%
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浦山重子 (月曜日, 02 6月 2014 08:56)
昨年妹を見送りました。死というものは魂が決めている、または、それはもう起きる、と感じました。
死は敗北ではないとも思いました。そしてわたしもいずれ肉体から離れる日が来るのだとわかりました。講演会の内容を拝見し、お二人のお話を聞きたいです。