フロー・インスティテュートの活動の基本となっているフロー経営では、長老型マネジメントを提唱していますが、その見本ともいえるのが、ネッツトヨタ南国の取締役相談役の横田英毅氏。1年3か月ぶりに開催の第6回フロー・シンポジウムでは、その横田氏をお招きします。

4月下旬に発売される天外伺朗さんの新刊『「教えないから人が育つ」横田英毅のリーダー学』でも紹介されているように、組織やチームのメンバーの主体性がどんな風に引き出されていくのか、お二人の講師の講演とたっぷりの質疑応答の時間を通して、横田流リーダーのあり方、そしてフロー経営の根本について探求していきます。

◆『「教えないから人が育つ」横田英毅のリーダー学』の内容紹介より
横田英毅氏という、とてもユニークな経営者がいる。四国の高知で「ネッツトヨタ南国」という自動車ディラーを経営しているのだが、2002年に日本経営品質賞を受賞された後、産業界では知らぬ人はいないほど有名になった。『日本で一番大切にしたい会社
2』(坂本光司、あさ出版)でも取り上げられるなど、雑誌やテレビにも頻繁に登場し、まさに時代の寵児といった感がある。「ネッツトヨタ南国」を強い企業体質に育てあげ、リーマンショック直後の苦戦を続けていた自動車業界の中で1社だけ売上を伸ばし、突出した業績を上げて人々を驚かせた。
著者の天外伺朗氏は、「天外塾」という経営セミナーを主宰しているが、2011年の1月からは天外塾「横田英毅特別セミナー」(全3講)を年2回開講して、講師として招いている。この本は、天外塾における横田氏の発言に多くのページ数を割き、それに天外氏の解説文を加えることにより、内容を解き明かす。横田氏の発言や討論をそのまま再現することにより、まるで天外塾に参加しているようなライブ感と、謎解きのプロセスを楽しみながら、リーダー「横田英毅」の本質に迫っていく。向上心の高い20代~50代のビジネスマン、幹部候補、経営者におすすめの作品です。
また、書籍の発売直後から、著者の天外伺朗さんがfacebookで『教えないから人が育つー横田英毅のリーダー学』について、下記のように自ら解説をしています。
天外伺朗『教えないから人が育つー横田英毅のリーダー学』(講談社)・・・情報①
ネッツトヨタ南国の横田英毅さんの経営学を解説した本が今日発売です。
天外伺朗著なので印税は横田さんには入らない(笑)。自分でいうのもなんだけど、これはかなりの自信作!横田さん自身も気づいていなかった「横田英毅経営学」の真髄をかなり解き明かす事が出来ました。「人間性経営学シリーズ」の5作目ですが、ようやく横田英毅さんという実例を得て、「フロー経営」を具体的に深く掘り下げる事が出来ました。
名経営者の多くは大病を経験していますが、それは「死」と直面して「意識の変容」を起こすから。横田さんは大病はしていませんが、そのかわりに幼少期に創業者のおじいちゃんによる「無条件の受容」を体験されています。「大病」か「無条件の受容」が、名経営者が自然に育つ条件でしょう。
「大病」も「無条件の受容」も体験していない、ごく普通の経営者をどうしたら名経営者に導けるかということが、我々「フロー経営」をお伝えしている者に与えられた大きな課題ですが、そのヒントがこの本には満載です。
全般的に「天外塾」『横田塾』における横田さんの発言と、塾生や私との白熱した生々しい議論をそのまま掲載しており、多少冗長なところはありますが、とても読みやすいと思われます。もちろん、要所要所は私の詳しい解説がついています。
現在情報⑫まで掲載中!つづきはこちらから>>
当日はお二人のフロー経営の根本についての講演をきくだけでなく、参加者のみなさまが実際に組織においてどんなリーダーシップスタイルを体現しているのかを実感できるような機会として、特別講師をお迎えします。
今回の特別講師は、東日本大震災後、自らリーダーシップを発揮してプロジェクト結を起ち上げ、被災地の子どもたちの学びや遊びの支援を行っている長尾彰さん。プロジェクト結での活動を通して見えてきたものなどについてお話を伺いながら、参加者のみなさんが、自分自身のリーダーとしてのあり方やリーダーシップについて体感できるようなアクティビティを行っていただきます。実際の現場で、組織やチームがどのように変化していくのかについても、チームビルティングの理論に基づいて解説いただきます。

長尾さんは2011年の文部科学省「最強チームの作り方=体験活動」プロジェクトにおいても、サッカー男子日本代表の岡田武史元監督とともに、数々のチームをファシリテートしていらっしゃいました。※こちらからアクティビティの様子が動画でご覧いただけます。
第1回~第3回のフローシンポジウムにもお越しいただいており、毎回参加者の方たちが(子どものように!)夢中になって、アクティビティを体験されています。
現代の長老ともいえる横田氏、天外氏のお話とあり方にふれ、さらに課題解決のアクティビティの体感を通して、私たちに今後本当に必要なリーダーとしてのあり方を探求していく機会になればと思います。
【対象】
・これまでの組織運営のスタイルに限界を感じている方
・自分自身や、自分の経営する(所属する)組織が、もっともっと大きな可能性を
持っていると信じている方
・それぞれの講師のエッセンスを吸収しながら、実際に自分が実践をしていくための
ヒントを得たいという方
・これからの時代に、本当に望まれる経営について、対話を通して探求していきたい方
・インスピレーションで「参加してみたい!」と思われた方


横田 英毅(よこた・ひでき)氏
ネッツトヨタ南国取締役相談役
1917年より続く西山グループの資本家の一員として、現在はネッツトヨタ南国㈱の取締役相談役、愛媛トヨタ自動車㈱、西山合名㈱など数社の代表取締役を務める。とりわけネッツトヨタ南国では、経営トップとして1980年の設立(当時はトヨタビスタ高知)当初から、経営の最重要テーマとして「人づくり」の問題に取り組むべく、発足からの10年は自ら採用担当として数多くの学生と面談、現在の経営幹部の採用実務に携わった。以降は同社のみならず、高知県産業界の人材にまつわる問題解決にあたるべく「人づくり」に関する様々な提言をおこなっている。

天外 伺朗(てんげ・しろう)氏
フロー・インスティテュート代表/ホロトロピック・ネットワーク代表
元ソニー上席常務。工学博士(東北大学)。1964年、東京工業大学電子工学科卒。ソニーに42年余勤務。その間、CD、ワークステーションNEWS、犬型ロボットAIBOなどの開発を主導。また、脳科学と人工知能を統合した新しい学問「インテリジェンス・ダイナミクス」を提唱した。現在は病院に代わる「ホロトロピック・センター」の設立推進など医療改革や、企業経営者のための「天外塾」を開いて経営改革に取り組むほか、教育改革へも手を拡げている。著書に『経営者の運力』『非常識経営の夜明け』『マネジメント革命』『GNHへ』『生きる力の強い子を育てる』『問題解決のための瞑想法』など多数。

長尾 彰(ながお・あきら)氏
株式会社ナガオ考務店 代表取締役/一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム理事長
日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科(心理臨床カウンセリングコース)卒業後、東京学芸大学大学院にて野外教育学を研究。企業、団体、教育現場など、15年以上にわたって1000回を超えるチームビルディングプログラムを実施。文部科学省の熟議政策に、初の民間ファシリテーターとして登用される。現在、一般社団法人プロジェクト結コンソーシアム理事長、NPO法人エデュケーショナル・フューチャーセンター代表理事、一般社団法人バックアップセンタージャパン理事を兼任。レースラフティング女子日本代表コーチ。

日 時: 2013年6月1日(土)13:00~18:00 (12:30開場)
会 場: 新宿文化センター 小ホール
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/?p=309
都営大江戸線 東新宿駅徒歩5分(A3出口)
東京メトロ副都心線 新宿三丁目駅 徒歩6分(E1出口) 東新宿駅徒歩6分(A3出口)
東京メトロ丸ノ内線 新宿三丁目駅徒歩11分(B3出口)
都営新宿線 新宿三丁目駅徒歩 10分(C7出口)
参加費: 15,000円(税込・事前振り込み)
定 員: 80名
主 催: フロー・インスティテュート
【キャンセル規定】
お客様のご都合によりキャンセルされた場合、下記の通りキャンセル料金が発生しますので予めご了承ください。
14日前まで・・・・・無料
13日前~8日前・・・・・参加費の25%
7日前~3日前・・・・・参加費の50%
2日前~当日、開催後・・・・・参加費の100%