第3回フロー・シンポジウム開催レポート

2010年11月23日(火・祝)に大阪産業創造館で行われた第3回フロー・シンポジウムの様子をご紹介します。

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 ■開催概要

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 日時: 2010年11月23日(火・祝) 10:00~16:30
 会場: 大阪産業創造館 イベントホール
 参加人数: 77名(講師、関係者、スタッフ含む)
 主催: フロー・インスティテュート Flow the World実行委員会   

 共催: 株式会社ブロックス、LLCチーム経営、ワールド・カフェ・ネット
 ※詳しい開催案内はこちらをご覧ください

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 ■当日の様子

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当日の様子をブロックスの西川さんがレポートしてくださいました!


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皆さん、こんにちは。2010年11月23日(祝)に、大阪で開催された第3回フロー・シンポジウムの模様をレポートします。レポートを担当するのは、フロー・インスティテュートさんやLLCチーム経営さんと一緒に共催させていただいた株式会社ブロックスの西川です。盛り上がった大阪の様子を写真と共にご覧ください! 

 

 

今回のフロー・シンポジウムの会場は、大阪のど真ん中「大阪産業創造館」。開始は10時なのですが、9時にはもうお客様が・・。さすがフローの集まりです。 

 

 

10時。いよいよスタートです。最初のセッションは、『スラムダンク勝利学』『フローカンパニー』などの著書で有名なスポーツドクター、辻秀一氏の講演。辻先生は、プロスポーツ選手や大学のクラブなどのメンタルコーチとして活躍されていますが、「フロー理論」をベースにした企業の社員研修も数多く実施される、まさにフローの第一人者。豊富な経験談をベースに、わかりやすく、そして体系的にフローの理論と実践論を解説してくださいました。

 

ひとつのことに、時間も忘れるほど集中している時、人は最高・最大のパフォーマンスを発揮することができます。それが「フロー状態」。辻先生はスポーツや仕事だけではなく、毎日が少しでもフロー状態に持っていくことができれば人生が充実する、と仰います。そして、その辻理論のキモは、「心の状態」は自分で創り出していくことができるということ。外側の状況や環境等にゆらがず、とらわれず、常にワクワクした気持ちに自分を持っていくことができれば、フロー状態に近づくことができます。その為には、外側の出来事や環境に影響を受けてしまう認知脳の存在を知り、その上で心をフロー化させるための「ライフスキル脳」を磨いていくこと。フローの思考・フローの表情・フローの態度・フローの言葉の四つのツールを使えばライフスキル脳は鍛えられるということを教えて頂きました。

 

 

私自身、辻先生の講演は2回目でしたが、やっぱりパワフル。短時間でしたが、フロー理論を実践するための基本をわかりやすく伝えてくださいました。講演の中で、私がいちばん印象に残ったことは、「人は心(心・脳)で出来ている」という言葉。考えてみれば、あたりまえなことなのに、心を大切にしようという意識は、ビジネスでは本当におろそかになっています。脳科学的にも立証されているフロー理論をビジネスにも多いに活かしていきたいものですね。 

 

 

講演後、皆さんで気づきを共有していただき、各自がお昼休みに。午後からのセッション前に、会場の温度はどんどん上がっていくのがわかります。 

 


そして午後の部。第2セッションは、している株式会社の代表、長尾彰氏の「チームビルディング・プログラム」。笑いの街、大阪の参加者を前に、笑いを取ろうとする東京の長尾さん。緊張感がすぐにほぐれていきました。


今回のプログラムは「海猿 ○○を救助せよ」というアクティビティ(ゲーム)です。参加者が海猿(海上保安官)として、海難事故にあった被害者を時間内に救助するというこのアクティビティ。班分けされたチームごとに、与えられた条件の中で、どうすればより早く被害者の救助に当たれるかを考えていきます。

 


あまり詳しく書くと、今後これを体験される方の楽しさが半減してしまいますので、割愛しますが、大阪弁でひと言でいえば「むっちゃ燃える」ゲームです。後少しでゴールという時に救助者が海に!また最初からやり直さなければならない、しかしもう時間がない・・。その時に想いもかけないチームワークが生まれました。・・・じらすようですが、これ以上は書きません。

 


終了後は、またチームに分かれて振り返り。「どこでフローになったか?」「チームがまとまった時は?」など今のゲームでの自分の心、チームの状態を話し合いました。話し合うとまた気づきが深まります。まさにフローの体験をしたセッションでした。 

 


その後が今日、最後のセッション。私たちブロックスが作っている映像を題材に、「どうすればフローなチームが実現できるか」をテーマにしたワールドカフェを行いました。ファシリーテーターはLLCチーム経営の広瀬さん。

 

 

広瀬さんのゆっくりとした語り口でワールドカフェがスタート。最初の問いは「仕事でフローになった時」です。 午前に学んだ「フローの知識」、そして先ほどのアクティビティによる「フロー体験」。この時間は、まさに集大成のような時間です。お互いの気づきや発見を参加者同士でわかちあっていきました。 

 

 

途中、ドキュメンタリー映像を上映しました。今回の題材は、ワクワク楽しい歯科医院として有名な地元東大阪の「ヨリタ歯科クリニック」(DOIT!90号)。生き生きと働くスタッフ、楽しそうな患者さんの姿、見事なチームワークの映像に、参加者の目がキラキラしはじめます。(嬉しいなあ)

 

 

具体的な事例の前に、一人ひとりが、「フローなチームは実現できるんだ」という手ごたえを持ちながら、最後の問い「どうすればフローなチームが実現できるか」に進んでいきました。テーブルの模造紙もどんどん埋まっていきます。会話のボリュームも高まってきました。納得が深まった人、新たな悩みが出てきた人。気づきは様々なようですが、共通点は、どのテーブルも実に楽しそうな表情だったこと。何かしらの手ごたえを持ってもらえたようです。 

 

 

夕方17時。第3回フロー・シンポジウムは終了しました。熱気さめやらぬ会場では、終了後もいろんなところで人の輪が出来ています。昔からの親友のような雰囲気の人達も。大阪の街は昔からフローな人が多い街なのかもしれません。このフローの輪、全国に広げていきたいですね。

 

 
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 ■参加者の声

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・フローを少し理解したと思います。それを共有、体験できたのが大変良かった。頭と体で理解し、それをシェアすることで深く考え、落としこめたのがよかったです。引き続き続編を期待しております。(清水栄治さん)

 

・辻先生の内容はわかりやすく全般的にためになりました。あと参加者の方でそれらの理論を実際に活用されている方の意見は「生きた情報」として大変参考となりました。(鈴木賢志さん)

 

・レスキューゲームで自分の中に無意識のうちに出てくる競争への「とらわれ」に気づけました。(永野宏樹さん)

 

・フローがより身近なものに感じた。前から知っていたけど忘れてしまっていた感じに似ている。(中村明夫さん)

 

・フローとポジティブはちがう。フローのチームをつくるには、自分が変わること。(浦田孝範さん)

 

・ゆらがずとらわれずの心の状態にすることが大事ということを感じた。フロー状態に常に自分の心を持っていくことで、組織が活性化出来るということが気づけた。(近藤観市さん)